夏休み!帰省!
という事で、往路は「中山道」をテーマに高崎まで帰省しましたが、帰省したからには帰らなきゃいけないのが世の常。
という事で、復路のテーマは「八高線」。
八高線というのは、高崎から埼玉と東京の端っこを通って八王子まで続く、JR東日本の単線鉄道です。
高崎出身ですが、八高線に乗ったのは1回きり。
10数年前に思いつきで、帰省の復路に使いました。思い返せば、昔から同じ道筋で物事を運ぶのが嫌いだったような気がします。
八高線は単線なので、兎に角時間がかかりましたが、のんびりした雰囲気の中、車窓に流れる田舎の風景が思い出に残っています。
で、今回は、「八高線の全駅で写真を撮る」事をテーマにしてみました。
出発当日8:00。
朝からパラパラと雨がちらつく天気の中、両親に見送られて出発です。
edge705のナビもセット。
計算中のままなかなかナビ画面になりませんが、こいつの考えている事は、既にお見通しなので、放置プレイにして高崎駅を目指します。
起点の高崎駅を遠目で撮影。地元なのでそんなに思いれがありません(^^ゞ
国道17号線へ出て少し走って、倉賀野市街の標識に従って倉賀野方面へ。
前方に現れた踏切で、右手を見ると駅舎が見えたので、そちらの方向へ進むと、倉賀野駅に着きました。
倉賀野駅は、人生2回目の訪問になります。
駅の様子は高崎駅に比べて一気に寂しくなった感じです。
ここから大雑把に引いておいたナビのルートを頼りに北藤岡駅を目指します。
途中で「ハイウェイオアシスららん藤岡」という道の駅の案内が出たので立ち寄ってみました。
関越道のSAに隣接しているのでしょうか?
交通量の多くなさそうな場所に、広大な駐車スペースがありました。
「関東好きな道の駅2009」で第一位に選ばれたそうです。メリーゴーランドなんぞがあって、もう少し遅い時間だったら賑わっていたのかも知れませんが、この時は時間も早いためか、どのお店も開店前らしく、駐車場もガラーンとしてました。
さらに進んで行くと、「群馬藤岡駅」の案内標識が・・・・「北藤岡駅」を飛ばしてしまいました。
群馬藤岡駅前の観光案内で北藤岡駅の場所を確認すると、結構戻らなきゃならそうなので、早くも3駅目にして今回のテーマの完遂を断念・・・もっとちゃんとナビのルートを設定しておけばよかった・・・と、この後も思い知らされる出来事がありましたが、それは後述。
まあ、細かい事は気にしない(^^ゞ
という事で先を急ぎます・・・こぎこぎこぎこぎ・・・シュッシュッ・・・???・・・こぎこぎこぎこぎ・・・シュッシュッ・・・???
リアから何かが擦れる音が聞こえます。
自転車を停めて、リアホイールを手で回してみると何の音もしませんが、乗って走りだすと・・・シュッシュッ・・・???
パンクです。
ほぇ~(;一_一)
まだ藤岡過ぎたばっかなのにぃ~(>_<)
と思いましたが、パンクしたまま走れないのは世の常。
近場の空き地で店開きしました。
パンクしたチューブをチェックすると、スネークバイトじゃないので、タイヤを目視&指先チェックしましたが、金属片など無かったので、持参した予備チューブに交換してポンピング開始。
スコスコスコスコ・・・
タイヤをチェックしても全然空気が入って無い?
この役立たずの携帯ポンプめ!
スコスコスコスコ・・・シュゥ~???
何この音?シュゥ~???
何と!持参した予備チューブに既に亀裂が入ってました。(>_<)
そう言えばこの予備チューブは、1年ぐらいの窓辺に放置されていたのを、スーパーバイクに放り込んで持って来たものでした。
恐るべしUVパワー!
良く見るとチューブ全体が劣化してボロボロ状態でした。
自分の迂闊さに呆然としていると、朝の散歩をしているらしいおじさんが通りかかったので、近くにスポーツバイクを取り扱っている自転車屋さんかホームセンターが無いか聞いてみると、藤岡でスポーツバイクを扱っている自転車屋は知らないが、普通の自転車屋なら200m先ぐらいにあるとのこと。ホームセンターもあるけど、かなり遠いらしい。
じゃあ、自転車屋に行って聞いてみようと、ホイールを組みつけて押していくと、自転車屋さんはありましたが、店構えと引き戸越しに見える店内の様子から、絶対にスポーツバイクのパンク修理なんて出来なそうな感じ。しかも時刻は9:30前で開店する様子もない。
店先でタバコを吸って選択肢を熟考・・・するまでもなく、幸い群馬藤岡駅まで、2kmぐらいだったので、輪行で帰るしかないという結論になりました。(>_<)
そういえば、前回の自転車帰省も、復路は輪行で帰る事にりました。
そういう運命なんだぁ・・・今回は自転車が壊れなかっただけいいよねぇ・・・(-_-)
と前向きに考えながら自転車を押して行くと、先ほどより大きな店構えの自転車屋さんがありました。
「角小林商会」という自転車屋さんでした。
しかも開店してるじゃありませんか!
店内を覗いてみると、つなぎを着た若いお兄さんが自転車のメンテ中。
その横のソファーにはおばちゃんが座ってました。
駄目元で修理できるか聞いてみると、お兄さんが何も言わずに立ち上がり、JAKE君をジロッ睨んでから店内に持ち込んで行きます。
「なに?この兄ちゃん!感じワルぅ~!」
とか思いましたが、まあ、直せるって事だよね?
と一緒に店に入って行くと、ソファーに座っていたおばちゃんが、
「こちらにどうぞ」
とソファーを勧めてくれてから、自分は店内に陳列されている自転車の手入れを始めました。
勧めてくれたソファーに座って、「本当に修理出来るのかい?」と猜疑心に満ち溢れながら、修理しているお兄ちゃんを横目で見ていると、店の奥からもう一人のおばちゃんが出てきて、
「こちらでももどうぞ」
と、冷えた麦茶とお茶菓子を出してくれました。さらに、上毛新聞も。上毛新聞・・・懐かしい。
なんだか、お兄ちゃんの態度以外は至れり尽くせりの対応。
もしかして、ボッタクリ自転車店?
などと変な想像をしながら、さらに猜疑心に満ち溢れた目でお兄ちゃんの様子を見ていると、他にパンクが無いか何回もチェックしてくれたり、パッチを当てた後も丁寧な確認をしている様子。
これって結構丁寧な仕事じゃない?
ふ~んと、少し感心しながら、それでも猜疑心を捨て切れずに横目で見ていると、最初のおばちゃんが、やることが無くなったのか、おやじの向かいのソファーに戻って来ました。
いよいよ、ボッタクリ開始か!?
と警戒しながら話始めると、思いの他話が弾んで止まらなくなりました。
藤岡の自転車事情からお得意様の話まで、楽しい話で話題がつきません。
その間もお兄ちゃんはせっせと修理をしてくれて、最後には、濡れた路面を走ったせいで汚れていたたフレームを、丁寧に拭いて綺麗にしてくれていました。
こんな事してくれた自転車屋さんは始めて!
都会の垢にまみれて、変な想像をしてしまっていた自分を恥じながら、「チューブありますか?」と聞いてみると、なんと「ある」との返事。
お兄ちゃんが店の奥に入って戻ってくると、その手には確かに700×28Cに対応したチューブがありました。
さらに感心してお会計をお願いすると、おばちゃんがどこかに電話をし始めました。
なんだろう?と思って待っていると、お兄ちゃんが寄って来て、
「これ、シュートバルブなんだけど大丈夫?」と聞いて来てくれました。
この時がお兄ちゃんとの始めての会話。
ここまで一言も喋らず、無愛想な感じでしたが、なんかその一言に温かみを感じました。
ショートバルブで大丈夫かどうか自信は無かったのですが、兎にも角にも色々な気遣いに感謝して買っていくことにしました。
で、おばちゃんは何の電話をしていたのかというと、どうもチューブの仕入れ先に値段の確認をしていたらしいです。
おばちゃん曰く「滅多に出るもんじゃないんで・・・」とのこと。
電話の様子だと、1000円越えの仕入れ価格らしかったですが、おばちゃんが「900円でいいよ」と言ってくれました。
丁寧な仕事をしてくれたし、それじゃ申し訳ないと言うと、
「いいから、いいから」と譲ってくれません。
パンク修理代と合わせて2200円のお会計。パンク修理代も1300円なんて安いですよね?
パンクしてこのお店の人達に出会えた事に感謝したくなりました。
角小林商店のおばちゃん、お兄ちゃんありがとうございました。(^O^)/
パンク修理を終えてから、順調に神流川を越えて埼玉県へ突入。
道の駅「道のオアシス神川」(神流川じゃないのね?)や、児玉駅に立ち寄りながら走っ て行くと、左手に「美里町遺跡の森総合公園」という案内が出たので、なんの遺跡があるのか立ち寄って見ることにしました。
入り口で記念撮影。
公園の中に入って案内板とか見ても、特に遺跡らしいものが無かったので、諦めてU-TURNしようとすると、リアがズリッと滑ります。
「まさか!?」
と、リアタイヤに触ると、案の定パンクです。
ここでまた店開きすることになってしまいました。
お兄ちゃんにパンク修理してもらってから1時間も経って無かったし、今回もスネークバイトじゃなかったので、チューブに開いた穴の位置を頼りにタイヤをチェックしてみると、外見からわ分かりませんでしたが、タイヤをギュッとつまむと、表面がパクッと割れてガラスの破片らしきものが出て来ました。
多分これが犯人でしょう。
これじゃ、自転車屋のお兄さんが見逃すのも無理ないかも?
おやじのパンク修理スキルが一つアップしました。
自信の無かったショートバルブも、どうにか空気が入れられて一安心。
でも、例のごとく3気圧ぐらいしか充填出来ません。
ここからは残り80km以上。
チューブを売ってそうな自転車屋を探しながらヒヤヒヤしながら走り始めました。
結局、途中で見つける事が出来た自転車屋さんは3軒でしたが、どこもお盆のためか休業してました。
ホームセンターも2軒見つけましたが、どちらも自転車用品無し。
自転車屋って結構無いもんですね。
慎重に走って行くと、「折原駅」の案内が唐突に飛び出して来ました。
周りを見てもそれらしき建物がありません。
よくよく周囲を見回すと、左の写真の路地が入り口でした。気付かんわい!
駅は無人駅でした。いきなり辺鄙な感じになってビックリ。Suicaの端末があるのが不思議な感じがしました。
こちらは有人で、建物もそれなりなので、折原駅の辺鄙感が不思議に感じられました。
田舎から都会へ着実に近づいている感じ?
右奥のおしゃれな建物はトイレで、なんかアンバランスな感じで不思議でした。
次の「越生駅」になると、おしゃれさは何故か少しトーンダウン。
清く正しい田舎の駅舎という感じになりますが、街自体はこちらの方が賑わっていたように思います。
さて次の駅は・・・というと、ここまでも駅が飛んで、少しワープしました。
何故かというと、最初に予告したようにNaviのルート設定をいい加減にしていため、Navi通りに走っていたら、いつの間にか関越自動車道に行き当たってしまいました。
そこでやっと間違えに気付いて、10km程遠回りしてルートに戻ったのですが、何駅か飛ばすことになってしま いました。まあ、この先も飛ばすんですが(^^ゞ
次は「高麗川駅」。
おやじは長年「たかれいがわ」と読んでました。正しくは「こまがわ」なんですね、失礼しました。
駅の感じは毛呂駅と変わりませんが、駅前ローターリーはこちらの方が大きかったです。
夏祭りの最中らしく、お神輿が練り歩いてました。
そろそろ腹が減って来たので、コンビニで仕入れておいたオニギリを食べる場所を探しながら走って行くと、宮沢湖の案内が出て来ました。
なんか、湖だけでなくカートバージョンのF1サーキットがあるらしく、結構賑わってます。
湖畔で食事しようと思って入って行くと、「喜楽里」の看板がありました。
溝の口温泉「喜楽里」はおやじの行きつけです。
こちらの喜楽里は、「別邸」と書いてあり、溝の口とは少し趣が違いそう。
温泉に入りたい誘惑が強かったですが、時間も遅くなっているので諦めて、補給だけして通過しました。
飯能市に入ると、街も大きくなり、「東飯能駅」も立派に!
でも、次の「金子駅」へ向かうにつれて、また田舎の風景になり、駅の規模もトーンダウン。
さらに、ここから八高線沿いの道を選んで行くと、下の写真のような風景が一面に広がりました。
畑には、風車がいっぱい立っていて、風力発電に力を入れているようでした。
一気に駅の規模が大きくなりました。
しかし、なんでここに「箱根」の名前がつくんでしょう?
後で調べてみようと思いつつ、未だに調べてません(*_*;
ここで、かなり時間が遅くなってしまったので、八王子までの完走は断念して、多摩サイを目指す事にしてしまいました。
おやじの根性無し!!(>_<)
という心の声は無視して、すっかり日の落ちた横田基地沿いの16号線を、少しビクビクしながらも快調に飛ばして、拝島からくじら運動公園を通って多摩サイへ出ました。
後は、真っ暗な多摩サイをマイペースで走り、20時過ぎに帰宅しました。
往路に続き、復路も全くテーマを全う出来なかったですが、2回のパンクを経験したことや、途中のコンビニや、角小林商会での人との出会いなど、自転車での旅の面白さに益々嵌って行くような気がします。
KONA JAKE君も益々快調!
復路では予定よりも長距離を走る事になってしまいましたが、今まで経験した尻の痛みなどに、自転車に乗ること自体の不満は一切ありませんでした。
注文しているリアキャリアが来たら、いよいよ長距離ツーリングの計画を立てたいと思います。

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